水戸黄門のお膝元、吉久保酒造は連続金賞受賞蔵
水戸穀町(現在の本町三丁目)で吉久保清三郎が酒造りのうぶ声をあげたのは寛政二年(1790年)。
もともと米穀をあきなう豪商の主が、黄門さま徳川光圀が作った笠原水道の清らかな水と、地元の良い米でうまい日本酒ができると酒造業に転業、ここに吉久保酒造が誕生しました。やがて徳川家御用達の命を受け、儒学者、藤田東湖先生をはじめ、多くの藩士のごひいきにあずかったという逸話があるそうです。
今日も名杜氏と熱意を燃やす若手蔵人が、昔と同じ地下水を使って仕込みをしています。200有余年の間伝承されてきた技術と南部杜氏、佐々木勝雄さんの鋭い感性・分析力により、原料米から吟味し磨き上げ、喉越しのやわらかな淡麗型でありフルーティーな香りと旨みを醸し出しています。その酒は全国新酒鑑評会などで幾多の金賞を受賞し、名実ともに茨城を代表する酒蔵に成長しました。
十一代目社長、吉久保冨美さんは「地元の米、水を大切に、茨城の地酒を造りたいんです。」と話してくれました
平成26年からは、佐々木杜氏のもと副杜氏として指導を受けた鈴木忠幸氏が酒造りに励んでいます。鈴木杜氏は、茨城県で初めて南部杜氏選考試験に一発合格した若きホープ。一品伝統の技法と佐々木勝雄氏から受け継いだ感性により醸し出される常陸の銘酒は、日本酒ファンを引きつけて放しません。
是非、地酒「一品」のお買い求めは吉久保酒造と太い信頼関係で結ばれる正規特約店、菊池酒店をご利用ください。